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五行が足りない、
その数より配合を見る

五行 · · 読了 約7分

ひとことで

四柱推命の五行は八文字それぞれの木・火・土・金・水を数えたもので、蔵干を入れるかどうかで数が変わります。ひとつがゼロでも悪い命式ではありません。バランスは生まれ月の季節と命式全体の配合で読みます。

四柱推命で、五行の数はどう数えるのですか?

Answer
命式の八文字は、ひとつひとつが木・火・土・金・水のどれかに属します。天干四つと地支四つの五行を合計したものが、よく言われる五行のバランスです。
ただし地支の中に隠れた天干(蔵干)まで数えるかどうかで数が変わるので、サイトによって違う数字が出ます。

韓国の사주(サジュ)カフェで「水がひとつもないですね」と言われて帰ってくる人は少なくありません。その言葉の出発点は、単純な数え上げです。生まれた年・月・日・時をそれぞれ天干と地支の一組で書くと四柱八文字になり、文字ごとに五行が決まっています。生まれた時刻が分からなければ、三柱六文字で数えます。命式を読む順番は韓国式の命式の読み方にまとめました。

五行天干地支伝統的なたとえ
木甲・乙寅・卯大きな木、草花やつる
火丙・丁巳・午太陽、ろうそくの灯
土戊・己辰・戌・丑・未山や大地、田畑の土
金庚・辛申・酉原石や鉄、磨いた宝石
水壬・癸亥・子海や大河、雨や露

説明用の例で数えてみます。特定の誰かの命式ではありません。

蔵干を入れるか、入れるならどれだけの重みにするかは、流派や鑑定する人によって違います。だから同じ生年月日時でも、サイトごとに数字が少しずつずれ、小数点つきで出すところもあります。どちらかが間違っているのではなく、数え方の決まりが違うのです。節入りの境目で柱が替われば数も変わるので、立春と節入りを正確に押さえた万年暦で立てることが先決です。

五行がひとつもないのは、悪い命式ですか?

Answer
いいえ。ある五行がゼロというのは、表に出ている文字にその気が見えないというだけで、命式のバランスは八文字全体と生まれ月の季節で判断します。
五つの五行がまんべんなくそろう命式はむしろ少なく、そろっていればよいというものでもありません。

八文字を五つの箱に分ければ、どこかが空き、どこかに偏るのが自然です。鑑定で先に見るのは数ではなく、次の三つです。

ですから「水がないから水を足す」という公式は、成り立たないことが多いのです。ゼロの五行がその命式に必要な気とは限らず、反対にすでにある五行が用神のこともあります。10年ごとに替わる大運で、命式にない五行が巡ってくる時期もあります。数は読み始めの地点であって、結論ではありません。

相生と相剋は、どうつながっているのですか?

相生は木→火→土→金→水→木と巡る輪で、相剋はひとつ飛ばしで抑える輪です。木が火を育て、燃えた灰が土になり、土の中から金が生まれ、金に水滴が結び、水が木を育てる、というたとえで覚える人が多いです。

五行生じるもの剋すもの方位色季節
木火土東青春
火土金南赤夏
土金水中央黄季節の変わり目
金水木西白秋
水木火北黒冬

こう並べると、「足りない五行」が単純な話でないと分かります。水がゼロでも金が多ければ金が水を生じる流れがありますし、木が多ければ、その木を整える金がどこにあるかが大事になります。五行は離れた五つの箱ではなく押し合い引き合う輪なので、ひとつだけ切り出すと見落とすことが多いのです。

相剋も悪い意味だけではありません。金が木を削ってこそ材木になり、土が水をせき止めてこそ堤になるように、抑える関係が形を整える役として読まれることもあります。日本の「土用」も、季節の変わり目を土に割り当てた五行の考え方から来た言葉です。

九星気学の五行と四柱推命の五行は、何が違うのですか?

九星気学では本命星ひとつに五行がひとつ付いていて、四柱推命では八文字に散らばった五行の配合を見ます。

九星気学の本命星は、生まれた年(と月)から決まる星ひとつです。一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星と、どの星にも五行が付いています。ですから九星気学では「自分は水の星」「火の星」のように、五行をひとつの性質として受け取るのが自然です。

四柱推命は生年月日時の八文字をすべて立てるので、ひとりの中に複数の五行が混ざります。「水が足りない」「火が多い」という言い方が出てくるのは、この八文字の配合を見ているからです。一白水星の人が四柱推命では水ゼロ、ということも普通に起こります。出発点が違うので、どちらが正しいかを比べる話ではありません。三つの伝統の分かれ目は사주・八字・四柱推命の違いにまとめています。

韓国の暮らしでは、五行はどこに見えますか?

いちばん目につくのは五方色(オバンセク)、いちばん長く続いているのは名前の行列字(ハンニョルチャ)です。

行列字は、一人ひとりの命式の足りない五行を補うためのものではなく、一族が世代をこえて相生の順につながるという意味を込めるやり方です。個人の命式を見て名前に五行を入れる命名の習慣も韓国にはありますが、行列字とは出発点が違います。

色や方位や食べ物で、足りない五行は本当に補えますか?

Answer
色や方位や持ち物で五行を補う習慣は韓国にも中華圏にもありますが、それは命式の八文字を変えることではなく、気持ちを整える文化的なしかけに近いものです。
軽く楽しめば十分で、健康や食事のことは五行で決めないほうが安心です。

命式の文字は生まれた瞬間に決まり、変わりません。緑の服を着ても木がひとつ増えるわけではありません。ただ、暮らしを五行に照らして見る習慣は昔からあり、それを合図のように使うのは十分に意味があります。

「補う」より「思い出す」くらいの重さで使えば、五行はなかなか便利な暮らしの言葉になります。そして前に見たとおり、ゼロの五行が補うべき五行だという保証もありません。

韓国旅行で、自分の五行を気軽に使うには?

旅の一日のうち半日くらいを、ひとつの五行の方位に合わせてみるのがいちばん気軽で現実的です。景福宮の勤政殿を基準に測ると、ソウルの街は方位ごとにかなりきれいに分かれます。

街ごとの実際の方位角は五行で選ぶソウルの街に、出発する都市から方位を決める方法は旅行の方位の決め方にまとめています。足りない五行の方へ行くか、すでに強い五行の方へ行くかは考え方が分かれるところなので、正解を探すより、その日の気分に合うほうを選んで大丈夫です。服の色を五方色に合わせるのも楽しいです。

自分の日干や五行の分布が気になったら、5htripで命式を五つの言語で見ることができます。命式を見るのは無料です。

韓国のサジュを、日本語で。

Android版はGoogle Playからダウンロードできます。iPhone版はリリース準備中です。

Android版をダウンロード ↗

よくある質問

ひとつの五行が多すぎるのも問題ですか?

多いだけで問題にはなりません。その気がはっきりしているということで、バランスは日干の強弱と季節まで見て判断します。

丙午(ひのえうま)のような生まれ年の干支と、命式の五行バランスは同じですか?

違います。生まれ年の干支は年柱の二文字だけ、五行バランスは八文字すべてを数えたものです。

名前に足りない五行を入れると、命式は変わりますか?

八文字は変わりません。名前に五行を込めるのは願いを込める文化と考えれば十分です。

生まれた時刻が分からないとき、五行のバランスはどう見ますか?

六文字で数えます。時柱の二文字ぶん変わりうることを踏まえて読めばよく、日干はそのまま分かります。