生まれた時刻の補正、
標準時が時柱を変える
時柱は時計に刻まれた時刻ではなく、真太陽時で見ます。標準子午線と生まれた場所の経度の差だけ補正するので、東京は+19分、大阪は+2分、ソウルは−32分になります。境目の時刻に生まれていれば、この数分が時柱をまるごと入れ替えます。
時柱は、時計の時刻をそのまま使うのですか?
時計は国の単位で合わせます。同じ国なら東の端でも西の端でも同じ時刻を使う約束なので、時計の正午と、太陽がいちばん高くなる瞬間は、たいていずれています。時柱はこのずれた時計ではなく、太陽を基準に立てます。
補正のしかたは単純です。その国の標準子午線と、生まれた都市の経度との差だけ足すか引くだけです。経度1度が4分。標準子午線より東なら太陽が先に昇るので足し、西なら引きます。
私の生まれた都市は、何分補正しますか?
主な都市の補正値です。符号は時計の時刻に足す・引く値で、結果が真太陽時になります。
| 都市 | 標準子午線 | 補正 | メモ |
|---|---|---|---|
| 東京 | 135°E (JST) | +19分 | 標準子午線より東 |
| 大阪 | 135°E | +2分 | ほぼ標準子午線の上 |
| ソウル | 135°E (KST) | −32分 | 標準子午線がずっと東にある |
| 台北 | 120°E | +6分 | 補正がとても小さい側 |
| 上海 | 120°E | +6分 | 標準子午線のすぐ隣 |
| 北京 | 120°E | −14分 | 名前に反して子午線より西 |
| 香港 | 120°E | −23分 | 子時の境目にかかりやすい |
| 成都 | 120°E | −64分 | 1時間を超える差 |
| シンガポール | 120°E | −65分 | 表の中で最大の補正 |
日本でおもしろいのは大阪の+2分です。日本標準時の子午線である東経135度が明石を通っているので、その近くで生まれた人はほとんど補正がいりません。時計の正午が、そのまま空の正午に近いということです。東京は+19分、つまり時計より太陽のほうが少し先を行っています。
時計の時刻のまま30分ずらしてある韓国式の時辰表は出発時間の選び方にあります。この記事では補正の済んだ真太陽時だけで話を進めます — 真太陽時では子時が23:00に始まり、そこから2時間ずつ十二です。
補正すると、本当に時柱が変わるのですか?
たとえば、こう分かれます。
| 生まれた場所 | 時計の時刻 | 補正 | 真太陽時 | 時柱 |
|---|---|---|---|---|
| 東京 | 06:50 | +19分 | 07:09 | 卯時ではなく辰時 |
| 大阪 | 08:59 | +2分 | 09:01 | 辰時ではなく巳時 |
| ソウル | 07:20 | −32分 | 06:48 | 辰時ではなく卯時 |
| 台北 | 08:50 | +6分 | 08:56 | 辰時のまま |
大阪の行が示しているのは、補正がほぼ0でも、境目の上にいれば結果は変わるということです。2分でも境目をまたげば時柱は隣へ移ります。逆に台北の行のように、境目から離れていれば6分の補正は何も動かしません。
もうひとつ重い行があります。子時の境目は日付とくっついているので、日柱まで動きうるという点です。夜の11時前後に生まれた方は、時柱だけでなく日柱も確かめておくと安心です。夜子時と早子時の扱いが流派ごとに違う理由もここにあり、その枝分かれは사주・八字・四柱推命の違いにまとめてあります。
自分が当てはまるか確かめるには、生まれた時刻にその都市の補正を足し引きして、結果が奇数時の正時(01・03・05・07・09・11・13・15・17・19・21・23時)の近くにあるかを見てください。30分以上離れていれば、補正しても時柱は動きません。
なぜ国によって補正の幅がこんなに違うのですか?
ひとつの標準時が覆う土地の幅が、国によって違うからです。
- 日本 — 標準子午線の東経135度が明石を通り、列島の真ん中あたりを走っています。だから大阪は+2分、東京でも+19分と、補正の幅が全体に小さいのが特徴です。
- 韓国 — 標準子午線を何度か変えてきて、いまは135度です。ソウルは東経127度付近なので30分を超えるずれが固定で生まれます。国土が狭いぶん都市間の差は小さく、国全体が一方向にずれている形です。
- 中国 — 1949年以降、全土が北京時間ひとつを使っています。そのため西へ行くほど差が大きくなります。上海は+6分、成都は−64分。同じ時計を見て生まれても、空の太陽は1時間以上違っていたということです。
- 台湾・香港 — どちらも120度が基準で、台北は+6分、香港は−23分。同じ時間帯なのに符号が逆になるのが、この二つの面白いところです。
だから同じ時計の時刻に生まれた二人が、違う時柱を持つことがあります。東京で07:09に生まれた子とソウルで07:09に生まれた子は、時計は同じでも空の太陽が50分以上違います。
サマータイムのようなものは、気にしなくていいですか?
韓国は1987年と1988年の夏にサマータイムを実施しました。この期間に生まれた方は、時柱の計算で1時間を引きます。
順番はこうします。まずサマータイムの1時間を引いて標準時に戻し、そのあとで経度補正をかけます。二つを一度に計算すると符号を取り違えやすいからです。
- 母子手帳や出生証明の時刻をそのまま書き出す記憶より記録が先です。
- サマータイム期間なら1時間を引く韓国は1987〜1988年の夏が該当します。
- 都市ごとの経度補正をかける東京なら+19分、大阪なら+2分、ソウルなら−32分。
生まれた時刻が分からないと、四柱は見られませんか?
見られます。八文字のうち時刻が決めるのは二文字だけで、残りの六文字はそのまま立ちます。
年柱・月柱・日柱の六文字は、日付さえ分かればそのまま出ます。五行の配り方も、日干が何かも、大運がいつ替わるかも、ここから出てきます。時柱が分からないから四柱が半分になる、ということではありません。時柱が足してくれるのは主に晩年と子ども、それに細部の配合の質感です。
時刻を探すなら順番があります。母子手帳、出生証明、病院の記録、家族の記憶。この順で当たると、たいてい出てきます。ただし家族の記憶は30分単位に丸められていることが多いので、境目の近くなら鵜呑みにせず、二つの場合を両方立てて、どちらが歩いてきた実感に合うか比べる方法が実際によく効きます。
5htripは生まれた都市を選ぶと経度補正を自動で入れて四柱を立てます。生まれた時刻が分からない場合は時柱を空けたまま、残りの六文字で計算します。検証された万年暦エンジンなので、毎日無料です。
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iOSアプリ 準備中よくある質問
時柱は時計の時刻で見るのですか?
真太陽時で見ます。標準時は広い地域が一緒に使う約束で、四柱推命が見るのは生まれた土地の太陽です。
東京と大阪で補正が違うのはなぜですか?
標準子午線の東経135度が明石を通っているからです。大阪は+2分でほぼゼロ、東京は+19分になります。
補正で時柱が変わるのはどんな人ですか?
境目の時刻の近くに生まれた人です。大半はそのままですが、夜11時前後なら子時の境目なので日柱も確認しておくと安心です。
生まれた時刻が分からなくても四柱は見られますか?
見られます。八文字のうち時刻が決めるのは二文字だけで、残りの六文字は日付だけで立ちます。