駅馬とは何か、
旅とどう関わるのか
駅馬は動くことでほどける気です。韓国では「殺」の字がついて悪いもののように聞こえますが、移動が日常になったいまはむしろよく生きる座と読みます。自分の駅馬は、十二支3つを束ねた三合のグループから見つけられます。
駅馬(えきば)とは何ですか?
駅馬は、朝鮮時代の駅站(えきたん/宿駅)の制度から来た言葉です。公文書を運ぶ役人が駅ごとに乗り継いだ馬が駅馬で、その馬はいつも道の上にいました。四柱推命でこの字がつく座は、じっとしているより、動いたときに持ち味が出る座と見ます。
韓国では「駅馬殺(ヨンマサル)」と呼ぶことがあり、殺という字のせいで悪いもののように聞こえます。実際、以前は否定的に読まれることもありました。定住して田畑を耕すことが安定だった時代には、しきりに移り歩くのは不安定に見えたからです。
いまは事情が違います。出張の多い仕事、いくつもの都市を行き来する仕事、リモートで働きながら住む場所を移す暮らし — 移動が資産になる時代には、駅馬はむしろよく生きる座と読まれます。
自分に駅馬があるかどうか、どう調べますか?
駅馬は三合(さんごう)という、十二支3つの束で決まります。自分の干支がどの束に入るかを見つけ、その束に対応する地支が命式のどこか(年支・月支・日支・時支)にあれば、駅馬があるということになります。
| 三合のグループ | 属する十二支 | 駅馬の座 | 方角 |
|---|---|---|---|
| 水局(申子辰) | 申・子・辰(さる・ねずみ・たつ) | 寅(とら) | 北東 |
| 火局(寅午戌) | 寅・午・戌(とら・うま・いぬ) | 申(さる) | 南西 |
| 金局(巳酉丑) | 巳・酉・丑(へび・とり・うし) | 亥(いのしし) | 北西 |
| 木局(亥卯未) | 亥・卯・未(いのしし・うさぎ・ひつじ) | 巳(へび) | 南東 |
たとえばねずみ年生まれ(子)は水局に属し、駅馬の座は寅(とら)です。ですから四柱のどこかに寅があれば駅馬を持っていることになり、なければ命式(原局)には駅馬がない、ということになります。
生まれ年の十二支だけで見るのは、四柱のうちの一本(年支)だけを見ていることになるので、あくまで大まかな確認です。生まれた日の地支である日支を基準にする見方のほうが広く使われますし、正確には四柱をすべて出してみないと分かりません。
駅馬が巡る方角はどこですか?
駅馬の座には、方角がセットでついています。十二支がそれぞれ方位盤の一区画を受け持っているからです。寅(とら)は北東、申(さる)は南西、亥(いのしし)は北西、巳(へび)は南東にあたります。
ですから、こう読みます。ねずみ年生まれの駅馬は北東なので、動き出すとほどけていく方向が北東ということです。ソウルから出発するなら、江陵(カンヌン)・束草(ソクチョ)といった韓国の東海岸、遠くは札幌の方面がその角度に入ってきます。
ただし、この方角は出発地から見た角度です。ソウルから北東にあたる場所が、釜山からは北北東になることもありますし、東京から見れば札幌はほぼ真北寄りになります。方位をきちんと見るには出発地を決めて計算する必要があるのですが、これは旅行の方位の決め方に詳しく書きました。
駅馬がなければ、旅行は向いていないのでしょうか?
まったくそんなことはありません。これはぜひお伝えしておきたいところです。
命式に駅馬がないというのは、「離れることが人生の主題ではない」という程度の意味です。旅行が向いていないとか、旅行運が悪いという話ではありません。むしろ駅馬のない方は、一か所に数日とどまる旅のほうに心地よさを感じることが多いようです。
- 駅馬がある方 — 移動そのものが楽しいタイプ。いくつもの都市をつなぐ日程や、交通手段がよく変わる旅で力が出ます。
- 駅馬がない方 — ひとつの街に滞在して深く見る旅がよく合います。短い日程で無理にたくさん回ると、かえって疲れてしまいがちです。
駅馬は良し悪しではなく、旅のスタイルに近いものです。自分に合う日程の密度を知るために使えば十分です。
それに、命式に駅馬がなくても駅馬が巡る日は12日ごとに誰にでも来ます。その日に出ればいいのです。
駅馬日に出発すると、何が変わるのですか?
駅馬日とは、その日の日辰の地支が自分の駅馬の座と同じ日のことです。ねずみ年生まれなら寅の日、うま年生まれなら申の日がそれにあたります。12日に一度巡ってくるので、ひと月なら2〜3回です。
伝統的には、こういう日と見ます。
- 遠い道へ出るのに向く日
- 後回しにしていた移動を実行するのに向く日
- じっとしているとかえって落ち着かない日
ですから旅の初日、とくに長距離の区間がある日を駅馬日に合わせると、日付と気の向きがそろいます。旅行の日付を決める全体の順番は旅行に良い日の選び方に段階ごとにまとめました。
いまの時代の駅馬は、どう読めばいいですか?
移動が日常になった時代には、駅馬はうまく使えば強みになる座として読むのが自然です。駅馬の意味は時代とともに移り変わってきたもので、その流れが分かると、いまどう読めばいいかも見えてきます。
| 時代 | 移動の意味 | 駅馬の読み方 |
|---|---|---|
| 農耕社会 | 土地を離れること=不安定 | さすらいの殺 |
| 産業化以降 | 移動=機会 | 行動力、外の土地での成果 |
| いま | 移動が日常であり仕事でもある | うまく使えば強みになる座 |
ですから「駅馬殺があるらしい」という言葉を、心配として受け取る必要はありません。どこへ、いつ動くかが分かればいいというだけの話です。5htripは、その2つ — 方角と日付 — を命式の計算から割り出すアプリです。
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駅馬殺は悪いものですか?
悪いものではありません。動くことでほどける気というだけで、移動が日常のいまは、むしろ強みとして読まれます。
自分の駅馬がどの方角か、どうすれば分かりますか?
三合のグループで決まります。さる・ねずみ・たつ年は北東、とら・うま・いぬ年は南西、へび・とり・うし年は北西、いのしし・うさぎ・ひつじ年は南東です。
命式に駅馬がないと、旅行運が悪いのですか?
いいえ。駅馬がない方は一か所にとどまる旅のほうが合うことが多いです。それに駅馬が巡る日は、12日ごとに誰にでも来ますよ。
駅馬日はどうやって探しますか?
その日の日辰の地支が、自分の駅馬の座と同じ日です。ねずみ年生まれなら寅の日、うま年生まれなら申の日。12日に1度巡ってきます。